2008年03月28日

ブルース・スプリングスティーン (最終回)

さてスペシャルミュージックディナーのコーナーも今日で最終回。
最後もここんとこ、ずっと特集としてお伝えして来た「村上ソングス」から村上春樹氏ならではの洗練された文体と、和田誠氏の色鮮やかで牧歌的なイラストをもって紹介されるアーティストの横顔と、そのサウンドをリスナーの皆さんと確かめてみたいと思います。
さて、オーラスの今夜は、まさにロックの良心と称するに相応しいマッチョな巨人、ブルース・スプリングスティーンその人をご紹介したく思います。



さてミスターブルース。この村上春樹氏の本ではたった一人でマウスハープとアコギ(たまにはエレキも登場しますが)のみを用いMTRで宅録し、完成させたという超レアなアルバム「ネブラスカ」の中に収録されているナンバー(ステート・トゥルーパー/州警察官)が取り上げられている。
スプリングスティーン自体、アメリカはニュージャージー州北部の貧しい工場町で鉄鋼関係の労働者として生計を立てていた男を父に持ち、この町で生まれ育った。兎に角息も詰まりそうなこの夢も希望もない灰色の町のど真ん中で彼が望んだものは、自家用のオンボロの車であちこちをかっとばしドライブすることとラジオから流れてくる、いかした曲に合わせてギターを弾くことだけだった。
そんな閉塞感一杯の境遇で多感な青春時代を過ごし、また社会的に認められることのなかった弱者的な立場にあった父親の姿を目の当たりにしてきた彼だからこそ、ベトナム帰還兵の傷ついた気持ちを代弁した「ボーン・イン・ザ・USA」や切ない恋人達の物語を綴った「ザ・リバー」とかを書き上げることが出来た訳です。
というところで、今日はそんなブルースの「ステート・トゥルーパー/州警察官」をお聞かせしようかとも考えたのですが、最終回ということでもありますので私の好きな曲をチョイスしてお聴かせしたいと思います。
静謐な質感ながらも重厚なメッセージに満ち溢れた秀逸な2曲ということで、名盤「ネブラスカ」から「アトランティックシティ」と、AIDSをテーマに作られたトムハンクス主演の映画のテーマ曲だった「ストリーツ・オブ・フィラデルフィア」をお届けします。それではどうぞ!


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Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 00:51│Comments(0)ROCK・音楽
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