2008年03月20日

ビリー・ホリデイ/ストレンジフルーツ(3/23)

今週のスペシャル・ミュージックディナーのコーナー

(ここでは、毎回、私・ぽんちゃんが、手前勝手に洋邦・新旧・アマチュア・プロ問わず一人/一組のアーティストにスポットをあて特集を組み、コンパクトにまとめて紹介するコーナーであります。)
毎週、曲者で、ROCKIN’なヤロウ/メロウを御紹介したいと思いますので、是非お楽しみに!
さて、今週も思い入れたっぷりの村上春樹氏のスマートな解説とそれを立体的に演出して見せる和田誠氏の綺麗なイラストが何とも心地よい、海の向こうの往年の名曲の数々を紹介してみせる書籍「村上ソングス」から、更に私が手前勝手にアーティストとその楽曲をチョイスして、ご紹介とさせて頂きたく思いますが。
さて、今回は不幸な境遇、生い立ちながらも天から授かったソウルフルで、誰もの心の琴線を震わせては止まない声で深みあるブルーズを聴かせてみせた、かの伝説のディーバ
「ビリー・ホリデイ」
の名演をお届けしたいと思いますが。

ビリー・ホリデイ/ストレンジフルーツ(3/23)

其の前に簡単に彼女のプロフィールを…。
彼女、ビリー・ホリデイは、1915年4月7日アメリカ合衆国生まれの黒人女性ジャズ歌手で、「レディ・デイ」の呼称で知られてもいます。サラ・ヴォーンやエラ・フィッツジェラルドなどの素晴らしき黒人シンガーと並んで、ジャズ史上最高と称される歌手の一人に数えられています。しかして、その人生は、人種差別や、麻薬・アルコール依存症などのまさに茨の道と例えるに相応しい壮絶なものであったが、それでも決して歌うことだけは投げ出さずに、声が出なくなった晩年でさえ人々に向けて魂の熱唱を聞かせ、ジャニス・ジョプリンをはじめとする多くのミュージシャンに影響を与え続けた偉大なるディーバであった。
村上氏はその著書の中で、1941年にアーサー・ハーツォグ・ジュニアと共作した(共作と入っても実はビリーはアイデアを簡単に提供してだけであったらしいが~)「GOD BLESS THE CHILD」(自活する子供を神は祝福する、とそのタイトルを村上氏は意訳しているが。)を「ロマンスとか心象風景みたいなものとは全く無関係に、金銭問題を真っ向から題材にとったという意味では、中々ユニークな曲」として取り上げ紹介している。
で、本日はその「GOD BLESS THE CHILD」をご紹介とばかりに掛けてみようと張り切っていたのですが、何とその音源が手に入りませんでしたので変わりに、村上氏も「GOD BLESS THE CHILD」と同じくその著作の中で名曲と賞賛しているビリーの代表曲である、木の枝からぶら下がった同胞である黒人の首吊り自殺の姿を「奇妙な果実」と称した「ストレンジ・フルーツ」と「ドント・エクスプレイン」の2曲を。さらにはこれも同じく名曲とファンの中では評価に高い「ファインアンドメロウ」もお届けしたいと思います!
どうぞ!


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Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 09:34│Comments(0)ROCK・音楽
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