2008年03月15日

ドアーズ/ムーンライトドライブ(3/16)

今週のスペシャル・ミュージックディナーのコーナー(3/9)
(ここでは、毎回、私・ぽんちゃんが、手前勝手に洋邦・新旧・アマチュア・プロ問わず一人/一組のアーティストにスポットをあて特集を組み、コンパクトにまとめて紹介するコーナーであります。)
毎週、曲者で、ROCKIN’なヤロウ/メロウを御紹介したいと思いますので、是非お楽しみに!

余すところ、3回となったこのコーナー。とにかく最後までお付き合い下さるリスナーの為にも全身全霊傾けるべく熱く語りかけてはファンタスティックな音をお届けしようと思っていますんで兎に角宜しく哀愁(松山千春かい。)
~てな具合で頑張ってまいりますが、さて今週のSPミュージックディナーのコーナー。
先週に引き続きまして、音楽に対する愛情たっぷり、思い入れたっぷりの文章と色鮮やかで癒しムード満点のイラストがなんとも心地よい村上春樹氏と和田誠氏の豪華コラボによる「村上ソングス」(中央公論新社刊)から私の方で手前勝手に題材を選び、本に収録されている内容の断片とそこで取り上げられている曲を実際に掛けてみて、皆さんと共に立体的に楽しもうと思っておりますが。



そんなこんなで、さてさて今日は何で行くかと申し上げますと、あのロック界のカリスマ、未だ信奉者を産み落としては、機会あるごとに蘇ってくる、故・ジム・モリスン率いる
ザ・ドアーズをご紹介したいと思います。
1964年にロスのベニス・ビーチでジムとオルガン奏者のレイ・マンザレクが運命的な出逢いを果たしたことから結成の陽の目をみたザ・ドアーズ。当時のサイケデリックムーブメントを代表するグループとして、また数々の奇行や反骨精神を露にした先鋭的なバンドとして、現在に至るまで伝説のバンドと色んなミュージシャンからリスペクトされている存在ではございますが。
たとえばエド・サリバンっていう首のないオヤジが、今のみのもんたさん並みに偉そーにその権威を振りかざしては音楽番組をやっていたわけですか、このオヤジ(のみならずスタッフもね!)お節介な輩で、出演バンドの曲の歌詞をチェックしては「あすこの歌詞は、公序良俗に反するからやめなはれ。さもなくばテレビに出しまへんで」と言い募っては、かのストーンズでさえも1967年に致し方なく「夜をぶっとばせ」の歌詞を差し替えてテレビ出演したというのに、このバンドのジム・モリスンさんは全然言うことを聞かず『ライトマイファイヤー』の“ガール俺たちがもっとハイになれないなんて…”という歌詞の部分がドラッグの酩酊状態を想い起こさせるということで変えろと指摘され、「いいとも!」と頷きながらも、実際にはレコードの発売の際に自粛した箇所まで入れてのオリジナルバージョンで熱唱!
二度と再びエドサリバンショーでその姿を拝む事は出来なく無くなってしまったりとか、またステージの壇上で挑発的にペニスを晒し、自慰行為とオーラルセックスの仕草を見せたかどで、マイアミ市警に逮捕され、裁判に掛けられることにもなったりと、実にスキャンダラスで芸能マスコミの格好のネタともなる要素も沢山有していたわけです。
ドアーズは、1971年パリのアパートの浴槽で、若干の吐血をした後に、少年のような微笑を見せながら心臓麻痺で旅立ってしまったジムの死と共に解散の道を辿ってしまったわけですが。(正確には現在も残りのメンバーが、カルトのイアン・アストベリーをVoに擁して「ドアーズ」名義で演奏活動をしたりはしていますが…)
 そんなロクでもないバンド・ドアーズではありましたが、反面、実にその作品は美しくクリエイティビィティに溢れたもので、時代を越え今もって色褪せることなく、普遍性を獲得しながら後世のロックファンの間で、聞かれ続けている訳です。
 村上氏は「村上ソングス」の中で、このドアーズのムーンライトドライブを取り上げて、~この歌詞はほんとに「すげえよ、それ」と僕も思う~と大絶賛。

月まで泳いでいこう。Uh huh
潮を溯っていくんだ。都市(まち)が身を隠して眠ってる。
夜を突き抜けよう!  (ムーンライトドライブ・村上春樹意訳)

今日はそんなドアーズの「ムーンライトドライブ」と、エドサリバンショーで顰蹙を買った「ライト・マイ・ファイア」そして私がドアーズの中で最も好きなナンバー「ブレイクオンスルー」をお掛けします!
どうぞ!


 
  


Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 01:12Comments(0)ROCK・音楽

2008年03月15日

ザ・バッドグループ/R&R NEVER DIE!(3/16)

はいと言うわけで、皆さん今晩は!
これからの1時間は、このFM81.4・FM西大和からお届けいたします
「Swinging Street Second」で、お楽しみいただきたく思います。
お相手は私・DJ PONCHAN!が、(本日もカネヤンはお休み!)ラジオの前の皆さんと共に楽しいひと時を過ごしてゆきたいと思っておりますので、ダイヤルはそのままで暫しお付き合いいただきたく思います。

ということで、早速番組の方進めていきたく思うのですが~

先ずは、最初に4月に控えし番組改編時期を目前に、少しばかり寂しいお知らせをしなくてはならなくなりました。
長らくリスナーの皆様方にご愛聴頂いて参りました当番組「スウィンギング・ストリート・セカンド!!」
残念ながら今月をもって店終いさせて頂くこととなりました。

始まりがあれば終わりもあるというのは、何時の世においても、回避し難い「物の理」というのは言うに及ばず、これもまた致し方なしということで。
で、リスナーの皆様方に置かれましても、その点御了承賜りたくお願い申し上げるとともに、これまでのご愛顧に対し慎んでお礼申し上げる次第で御座います。本当に有り難うございました。
…といいながらも、今日も含めまだ残すところあと三回まだ放送も御座いますんで、そこのところはひとつ宜しくお願い申し上げる次第で御座います。
では、湿っぽい話しはこの辺に致しまして、う~イェイ。



今週の注目曲のコーナーとさせて頂きたく思いますが。
で、今週何をお掛けしようかと思案投げ首、あれやこれやと考えてみたのですが、まぁ最終回も近いということで、今日は私ボンチャンの歌声と演奏を厚かましくも少し聴いていただこうと思い、古い音源を引っ張り出してまいりました。
私も30半ば位までずっと商いに精を出す傍ら、音楽(ロックね)に対しては常に離れがたき想いを抱いており、しこしこギター片手にオリジナル曲をこしらえてはバンドのメンバーを集めてシャウトして参った次第。今日はガンズやファスターブッシーキャットなどいわゆるバッドボーイズロックが全盛を極めていた時代、1987年頃にやっていたハードロッキンなロックンロールバンド「ザ・バッドグループ」の曲で、ドントウォリーベイビー(バッドグループ離陸のテーマ)と、ロックンロールネバーダイを聴いていただきたいと思います。では、では、どうぞ。
  


Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 00:58Comments(0)ROCK・音楽