2007年06月20日

Zi:LiE-YA /ろくでなし稼業(6/24)

今週の注目曲のコーナー

(このコーナーでは、毎週、タワー橿原店から頂戴している今週のチャート並びにタワーさんのフリーペーパー・バウンスの紙面等々を通じ、現在進行形INGで、話題・注目を集めているアーティストの曲を1曲セレクトし、お届けするコーナーです。



今回は、今年御年60歳、還暦という年齢に差し掛かってもPOWERダウンすることの無い、まさに老いてますます盛ん、元気印のサーチ&デストロイ野郎、伝説のサンハウスのVOCALだった柴山“菊”俊之さんにSPOTをあて、お届けします!
柴山サンは、1947年6月9日生まれ。1965年に、当時、手のつけようのない、どうしようもないやんちゃくれ・ヤクザ予備軍だった(との話し?)若き日の暴れん坊将軍・柴山氏は、そのエネルギーをぶつけるべく、博多で「キース」というバンドを結成し、米軍キャンプやダンスホールを舞台にその音楽的キャリアをスタートさせる。
1970年代には、博多“めんたいロック”ムーヴメントの元祖的存在・牽引車役として今も尚、あらゆるミュージシャンにリスペクトされることしきりの、柴山氏のほか、鮎川誠、奈良敏博等々の屈指のロック・スペシャリスト達を擁し、現在に続く日本のロック界の歴史に鮮やかなる足跡を残す「サンハウス」で活躍。菊の地を這うようなエロティクな声とブルースに根ざした熱いロックを武器に、当時のシーンを疾風怒濤のごとく席巻した。
77年バンド解散後、シーナ&ロケッツやルースターズ、ロッカーズの陣内孝則やA.R.B(東京シティは風だらけが有名!)といった博多・北九州のロック・グループにイカした歌詞を多数提供。86年初のソロ・アルバム「SENTIMENTAL FOOL」を発売。その後87年にはソロ・アルバムのタイトルと同じSENTIMENTAL FOOLなる名義のバンドでライブハウス等々を精力的にサーキット、91年からはRuby、2000年にはブルースライオン、94年には春歌(CDジャケが卑猥すぎます!)そして2003年からはジライヤを堂々率いて今日に至る。また、その傍らで元ルースターズの花田裕之とともにアコースティックユニット「菊花賞」をスタート。
兎に角、年齢がなんぼのもんじゃい!若人も真っ青の、そのエナジーの爆発度に、さらに拍車のかかった感のアル菊こと柴山俊之氏。
これからもその活躍に大いに期待したいところです。
先日、タワーレコードから出された柴山『菊』俊之還暦読本“6960ノ-プロブレム‘07”の冒頭にこんなメッセージが記されている。

~不純な動機で始めたロック。ある日ドアーズ・ジムモリソンに出逢い精神的に目覚め、数年後マディ・ウォーターズに出逢いヴォーカリストに目覚めた。
そんなロックが、日本から消え去ろうとしている
死語になるのも時間の問題か…。
俺は今、還暦を迎えロック☆スターになりたいと心から想っている。いったいどんな味がするのか一度食べてみたくなった
6960No Problem 菊~


では、今日はそんな菊率いるジライヤの新譜・5枚目のアルバム「ろくでなし家業」から聴いていただきたく思います。



3曲お届け!
1)サイケデリック・ロリポップ
2)リトルスウィートダイナマイト
3)ろくでなし稼業



柴山さんのHP

http://boogiechillen.x0.com/


Zi:LiE-YA are…Vo・柴山 俊之 G・内藤 幸也 G・山下 竜也 B・寺岡 信芳 Dr・大島 治彦  


Posted by PONーCHANG!(ぽんちゃん) at 01:50Comments(0)ROCK・音楽